第3群
淡色
野菜
香辛料
ハーブ
ニンニク(葫、大蒜 Garlic) KNU ダイエット 食材百科事典
ウイルスから体を守り、スタミナを増強する
ニンニクの香り成分アリシンは、強力な殺菌作用で風邪などのウイルスから体を守るほか、
コレステロール値の上昇を抑え、動脈硬化・脳硬塞・糖尿病、高血圧の予防に働くとされる。
アリシンはビタミンB1と結合してアリチアミンに変わり、
B1の働きを持続させて新陳代謝を活発にするため、スタミナ補給や疲労回復に役立つ。
アリシンから派生するジアリルジスルフィド類は、アリキシンとともに働いてガンを予防。
血栓を防止し血液サラサラ効果の高いといわれるアホエン、
脂肪を分解を促進し肥満予防に効果があるとされるスコルジニンも含む。
《学名》 Allium sativum
《科名》 ユリ科 ネギ属 多年草
《原産》 中央アジア
《旬》  5~8月
《歴史》
古代ギリシャ・ローマから知られ、古代エジプトではピラミッド建造の作業員に強壮剤として支給。中国では漢の時代に西域から伝わり、平安時代以前に日本へ。『源氏物語』にはニンニクを薬用にしたという記述もある。
貯蔵性に富むので一年中出回る。

《種類》
外皮の色は白から紫がかったものまでいろいろある。品種によって、大きさや鱗片の数も違う。幼葉を食用とする葉ニンニクや、芽を食べる茎ニンニクなどもある。
ホワイト六片、福地早生(わせ):50gほどの大球で鱗片は5〜6片。外皮も薄皮も白い。青森県をはじめとする寒地系で、現在の主流。
壱州早生、上海早生、遠州極早生:球は50gほどで外皮は白っぽい淡褐色。九州と沖縄県などで栽培される暖地系。
●ニンニクの芽:実際にはニンニクの茎の部分。

《期待される働き》
●血栓防止  ●殺菌・抗菌作用  ●動脈硬化予防  ●糖尿病予防  
●高血圧予防  ●体力増強  ●疲労回復  ●ガン抑制

《主な成分&薬理効果》
アリシン (B1効力促進 疲労回復)
 →ニンニク特有の刺激臭。ビタミンB1効果を高め、疲労回復を促進。消化促進、血栓防止、抗菌作用。ガン予防。
アリキシン (抗ガン)
 →アリシンからできる化合物。ガン予防。
アホエン (血栓防止)
 →匂い成分。血栓防止。生活習慣病の予防。
ジアリルジスルフィド類 (抗ガン)
 →抗酸化作用。抗菌作用。ガン予防。
スコルニジン
(代謝活性化、脂肪分解促進)
 →アリシンが熱によって分解・生成される。新陳代謝を活性化し脂肪を分解。血行促進。

《選び方》
鱗片が茎にしっかりとついて形よく締まり、きれいな白色で、大きさのわりに重みのあるもの。
緑の芽が出たものや皮が茶色になっているもの、乾燥しすぎたものは避ける。(品種によって赤み(紫色)がある)
新ニンニクは、薄皮が白く、乾燥ものは茎の切り口が堅く締まっているものを。

《保存方法》
ネットに入れて風通しのよい場所につるす。冷凍するとやや水っぽくなるが、香りは変わらない。
冷凍の際は薄皮を除いておくと使いやすい。

《利用》
●キムチ:たっぷり使われる。
《レシピ》 *女子栄養大学HP『栄養と料理アーカイブス』からご覧いただけます。
●がんもどきの串焼きニンニクソース:『栄養と料理』昭和61年2月号P.32

●芝エビの油煮にんにく風味:『栄養と料理』昭和60年4月号P.32
●葉にんにくと豆腐の煮込み:『栄養と料理』昭和59年4月号P.30
●にんにくスープ:『栄養と料理』昭和58年12月P.71
《その他》
●一度に多量摂取すると胃を荒らしたり、貧血を起こしたり、腸内の有益な菌まで殺してしまうことがあるので注意。目安としては、一日に1~2~3片ほど。

●ワルファリンやアスピリンなどの血液凝固に関連する薬剤との併用は、薬剤の作用を強める恐れがあるとされる。
●デザイナーフーズ:アメリカ国立ガン研究所が「ガン予防」の可能性のある40食品のランキングを発表。トップがニンニク。

◇ 参考リンク ◇
◆食材玉手箱「ニンニクの話」
  五明紀春・女子栄養大学教授
編集協力:足立尚子・女子栄養大学生涯学習講師
Revised August 2009
KNUダイエット HOME
Copyright 2007 4-Gun d Project. All rights reserved