香辛料
ハーブ
クローブ
丁字(ちょうじ) Clove
KNU ダイエット 食材百科事典
開花する前のつぼみを乾燥させてスパイスにする。
多くのスパイスのなかでも、つぼみを使うものはひじょうに珍しい。

刺激のあるさわやかな香りが特徴で、香りの主成分はオイゲノール。
肉の臭みをよくとり、抗菌性も高いため、肉の保存によく使われる。
刺激の強い香りだが、バニラ風味の甘い香り成分も含む。
菓子類を作るときにバニラエッセンスとともに使うと、バニラの芳香がよりいっそう際立つ。
殺菌作用や軽い麻酔作用があるため、歯痛の緩和にも有効とされる。口に含んで何度も噛むとよい。

《別名》 丁香(ちょうこう)、百里香(ひゃくりこう)、鶏舌香(けいぜっこう)
《学名》  Syzygium aromaticum
《科名》 フトモモ科 フトモモ属 常緑高木
《使用部位》 開花する前のつぼみ
《原産》 インドネシアのモルッカ諸島
《収穫期》 4月〜8月
《名前の由来》 
●クローブ:釘のような形が特徴で、ラテン語のclavus(釘)が語源。
●丁字:日本では「丁」という漢字に似ていることから呼ばれる。
●百里香:強い香りは百里も先からにおう、ことから。
《歴史》 長い間、中国が自国の産物と見せかけてヨーロッパに輸出していた。16世紀にポルトガル人がインドネシアの群島を発見し、原産地をつきとめる。現在はインドネシアのほか、マレーシア、インド、スリランカ、南米、アフリカでも栽培が盛ん。日本への伝来は古く、正倉院御物にもみられるという。
《期待される働き》
●抗菌作用  ●鎮痛作用  ●消臭効果

《主な成分&薬理効果》
●精油を16~20%含む。芳香成分であり末梢神経を麻痺させる作用があるオイゲノールやアセチルオイゲノール、バニリンなどを含むほか、サリチル酸メチルや安息香酸メチルなどといった成分を含む。抗酸化作用、鎮痛作用、消毒・殺菌作用、駆風作用、消化促進作用、整腸作用、制吐作用、口臭防止作用などを持つ。

《使い方のコツ》
●香りが強いので、パウダーの場合は量を控えて使う。
●ホール:じっくり煮込んで加熱すると、香りを抑えられ、幅広く好まれる味に。
●ひき肉にはパウダーを練り込んで、かたまりの肉には、ホールを差して使うとうまく風味づけができる。

《民間療法など》
●インドや中国で痛み止めや胃腸薬として用いられる。
《注意》 
●使用量は控えめにする。
●苦味が強いので、ホールのままでは食べないほうがよい。
◇ 参考リンク ◇
◆食材玉手箱
  五明紀春・女子栄養大学教授
編集協力:足立尚子・女子栄養大学生涯学習講師
Apr/2009
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