香辛料
ハーブ
 シナモン ☆
(Cinnamon)
KNU ダイエット 食材百科事典

苦味と甘味が入り混じった清涼感ある香りで、スティックタイプを噛むと辛味も感じられる。
清涼感は、香り成分シンナムアルデヒドによるもの。
胃の働きを活発にして胃液の分泌を盛んにし、胃を健康に保つことが知られる。
解熱・鎮痛や血行・発汗を促進し、頭痛や鼻炎、風邪の症状を緩和する働きもあるとされる。
クローブやナツメグと似た香りは、オイゲノールを含むため。

《別名》 桂皮(けいひ)、肉桂(にっけい)
《学名》 Cinnamomum spp.
《科名》 クスノキ科 クスノキ属 常緑樹
《使用部位》 樹皮 (樹皮をナイフで剥ぎ取り、発酵・乾燥させたもの。)
《原産》 スリランカ
《収穫期》 5月〜6月(産地による)
《歴史》
歴史は古く、旧約聖書や古代ローマの記録に残る。
日本へは中国から伝わり、京都の正倉院にも保存されている。樹木は18世紀前半に中国から輸入。以来、急速に各地に広まり、伝統和菓子にも使用されてきた。
《種類》
市場で目にするのは、管状のスティックタイプと粉末状のパウダータイプ。
セイロンシナモンCinnamomum verum):スリランカ原産。現在は西インド、ブラジル、ジャマイカなどで栽培される。厚さ1mmくらい。軽くて破れやすいが、表面はなめらかで品質がよい。
チャイナシナモンCinnamomum cassia、別名:カシア)日本に輸入されるものの約70%を占める。セイロンシナモンより赤みが強く、表面はザラザラしていて品質はやや劣る。中国のほかスマトラ、ジャワなどで栽培。
日本シナモン(Cinnamomum sieboldii、別名:にっき):日本の暖かい地方で栽培。自生もするが、商品としての流通はほとんどなくなっている。辛味と香気が強い。
《期待される働き》
●食欲増進  ●鎮痛作用  ●健胃  ●抗菌作用

《主な成分&薬理効果》
●シナミックアルデヒドやオイゲノール等、芳香成分:シナミックアルデヒドには嗅覚を刺激することによって胃の機能を高めると共に、消化器粘膜を直接刺激して消化液の分泌と蠕動を増す働きがあるため、芳香性健胃作用を持つ。
●他、解熱作用、発汗作用、鎮痛作用、殺菌作用、通経作用、鎮咳作用、去痰作用、利尿作用、駆風作用などを持つ。

《使い方のコツ》
●シナモンスティック:コーヒーや紅茶のスプーン代わりにを。かき回して飲むとほどよい香りが楽しめる。
●シナモンシュガー:シナモンパウダー(大さじ3)とグラニュー糖(1カップ)を混ぜたもの。トーストやドーナツ、焼き菓子にふりかけたり、コーヒーなどに入れたり。
●ケーキなど菓子に:甘味をひきたたせることから使われる。
●シロップ煮:フルーツとの相性がよいことから。
●リンゴと好相性:。 アメリカではりんごジャムにも使われ、アップルパイには欠かせないスパイス。シナモンをふることによって香りがよくなり、リンゴの甘味が引き立つ。
●ザーサイの漬け込み香辛料として。

◇ 参考リンク ◇
◆食材玉手箱
  五明紀春・女子栄養大学教授
編集協力:足立尚子・女子栄養大学生涯学習講師
Jan/2008
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