香辛料
ハーブ
チャイブ
Chive
KNU ダイエット 食材百科事典
タマネギと同じ球根植物で、葉はアサツキに似る。

主に薬用に使われるのは精油。ほかのネギ属のハーブよりやや量は減るが、特異的生理作用を持つ硫黄化合物を豊富に含み、消毒薬や低血圧の治療に使われてきた。
また、植物の病気(黒点病や黒星病、うどんこ病など)の防除にも有効。

《別名》 シブレット、チャイブス、蝦夷葱(エゾネギ)
《学名》 Allium schoenoprasum L. var. schoenoprasum(= Allium schoenoprasum L. var. bellum Kitam.)
《科名》 ユリ科ネギ属 多年生草本
《原産》 ヨーロッパ、北アジア
《収穫期》 夏
《名前の由来》 
●チャイブス:常に細い葉が群がる姿で紹介されるところから、品種名を「チャイブス」と複数形で表記することも多い。
《歴史》 食用の歴史は5000年にもなるといわれる。最初に利用されたのは中国とする説が有力。古代ギリシャへと伝えられ、16世紀にはヨーロッパで一般的に栽培されるハーブの一つとなった。
日本ではエゾネギとして、酢味噌和えや汁の実、あるいは薬味として古くから使われ、現在も北海道や東北地方を中心に栽培されている。特徴は、ほかのネギ類と異なり複数でカブをつくらないと育ちにくいこと。
《使われ方》
●ヨーロッパやアメリカでは、葉を細かく刻んでオムレツやシチュー、スープなどによく使われる。また、マヨネーズや肉・魚料理用のソース、バターに混ぜることも多い。白い球根部分は小さな長方形で固く、褐色の皮に包まれている。葉と同様に特有の香りと辛みがあり、料理に使うこともできる。フランス料理では、花を利用することも多い。
《期待される働き》
●抗菌作用  ●高血圧予防  ●血栓防止  ●食欲増進

《主な成分&薬理効果》
●におい成分の硫化アリルを含むため、消化液を分泌させるので健胃作用があり食欲増進に効果があるほか、血液を浄化して血行を促進し、血栓をできにくくする。さらに、冷え改善、糖尿病予防、疲労回復、二日酔い予防に効果があるほか、殺菌・抗菌作用、強壮作用、血圧降下作用があり、駆虫効果も持つ。

《使い方のコツ》
●マイルドな香味がタマネギやネギ、アサツキなどに似ているため、これらと同様の使い方ができる。
●葉の部分を利用することが多い。
●フランス料理ではマジョラムやタラゴンと合わせて使う
●花はサラダや卵料理にも使える。

《民間療法など》
●血液に関連するハーブと考えられていたようで、中国では止血剤に使われた一方、ヨーロッパでは貧血症の改善に使われていた。
◇ 参考リンク ◇
◆食材玉手箱
  五明紀春・女子栄養大学教授
編集協力:足立尚子・女子栄養大学生涯学習講師
Apr/2009
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