香辛料
ハーブ
チャービル
Chervil
KNU ダイエット 食材百科事典

外見はパセリに似ているが、風味はさわやかでやや甘く舌触りはやわらか。
香りはアニシードやフェンネルに近い。
フランスでは「美食家のパセリ」とも呼ばれる。
カリウム(4740mg・英国食品成分表)やカルシウム(1350mg・同)、鉄などのミネラルが豊富で、
高血圧や、不整脈、手足のしびれの改善、イライラの防止などに効果があるといわれる。
ビタミン類ではβ−カロテン、ビタミンB群などが含まれており、
免疫機能を高め、ガンを予防に役立つほか、疲労回復や冷え性の改善などの効果が期待できる。

《別名》 セルフィーユ(フランス語)、ガーデンチャービル、茴香芹(ウイキョウゼリ)
《学名》 Anthriscus cerefolium
《科名》 セリ科シャク属 1年生草本
《使用部位》 
《原産》 ロシア南部から西アジア一帯
《収穫期》 春
《歴史》 古代ローマですでに食用や薬用として利用され、ローマ人の手によってイギリスやフランスにもたらされた。比較的耐寒性に優れているため、現在では世界各地で栽培されている。
《使われ方》
●少量で他のハーブの風味を強める効果が大きな特徴。サラダに使われるほか魚との相性がよいので、ソースの風味付けに利用される。
《期待される働き》
●高血圧予防  ●ガン抑制  ●リラックス効果  ●消化促進  ●利尿促進

《主な成分&薬理効果》
●芳香成分としてアピインやメチルシャビコール、アネトールなどを含み、消化促進作用や発汗作用、利尿作用がある。また、カゼ、発熱時の発汗促進、冷えによる胃腸疾患に有効。生の全草をもみながら温めると、関節痛や筋肉痛をやわらげる温パップ剤となる。フランスでは、古くから民間薬として親しまれてきた。

《使い方のコツ》
●パセリと同様に使える。
●フランス料理には欠かすことのできない食材。とくにバジル、パセリ、タラゴンとの組み合わせは、フィーヌゼルブ(フランスの伝統的なハーブミックス)の素材としてさかんに登場する。

《民間療法など》
●春の訪れと共に市場に出てくるハーブのひとつ。未来と過去の姿を映し出す魔力を持っていると信じられ、「希望のハーブ」とも呼ばれた。血液を清め排尿を促すという薬効から、中世ヨーロッパのキリスト教徒は、厳しい食事制限のかかる四旬節(復活祭の前の40日間)に、身を清めるための食材としてさまざまな料理に利用した。また、復活祭の3日前に当たる聖木曜日にはチャービルのスープを飲む習慣が定着していた。キリスト教徒にとっては「聖なる食材」でもあった。
◇ 参考リンク ◇
◆食材玉手箱
  五明紀春・女子栄養大学教授
編集協力:足立尚子・女子栄養大学生涯学習講師
Apr/2009
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