香辛料
ハーブ
 キャラウェイCaraway) ☆ KNU ダイエット 食材百科事典
種子を乾燥したもの(キャラウェイシード)が用いられる。
爽快な香りで、噛むとソフトな甘さと若干のほろ苦さがある。
精油成分が3〜6%含まれ、その代表格であるカルボンやリモネンには抗菌・口臭防止作用があり
ニンニクや油っこいものを食べたあと、キャラウェイを噛むと清涼剤や消臭剤の代わりになる。
また、腹部の張りや便秘を防ぎ、消化を促進させる作用もあるとされ、古代ローマでは、
胃腸障害に対する効果があるとして、食後にキャラウェイ入りのケーキを食べる習慣があったという。
精油はうがい薬としても用いられていた。
なお、外観がクミンと似ているため混同されやすく注意が必要である。
《学名》 Carum carvi
《和名》 姫茴香(ひめういきょう)
《別名》 キュンメル
《科名》 セリ科の二年生草本
《使用部位》 種子
《原産》 ヨーロッパ東部、アジア西部。トルコ西部という説もある。
《歴史》
ヨーロッパでは太古から使われていた。古代エジプトでは、キャラウェイを医薬、化粧品、遺体の防腐保存、調味料などに使っていたという記録がある。古代ギリシャでは、パンにキャラウェイを使い、医薬品としても用いていた。ギリシャの医師ディオスコリデス(紀元40〜90年)は、自著の中で、キャラウェイ油には貧血症で顔色の悪い女性に強壮効果をもたらすと記している。また、ヨーロッパでは、キャラウェイに、人やものをしっかりと結びつける力があると信じられており、媚薬として使われていたという。
現在ではカナダやアメリカなどでも生産されるが、オランダ産のものが良質とされる。
《期待される働き》
●消化促進/駆風  ●抗菌作用  ●便秘改善  ●鎮痛作用  ●消臭効果

《主な成分&薬理効果》
●芳香成分としてd−カルボン(50~60%)やd−リモネン(25~45%)、ジヒドロカルボン、ジヒドロカルベオール、カルベオールなどを含む。
●消化促進作用があるほか、胃痛、鼓脹、嘔吐、下痢といった胃腸障害に効果がある。そのほか、収れん作用、催乳作用、口腔清涼作用などを持ち、芳香性駆風剤やうがい薬等にも用いられる。

《使い方のコツ》
●かすかな酸味をもっているので、サラダやドレッシングに合う。ドイツ料理のザワークラウト(酢漬けキャベツ)には欠かせない。
●マトンなどの肉の臭みを消す作用もあり、シナモンといっしょに使うとより効果的。
●焼くと香ばしい香りがするので、パンやクッキーなどの風味づけにも向く。

◇ 参考リンク ◇
◆食材玉手箱
  五明紀春・女子栄養大学教授
編集協力:足立尚子・女子栄養大学生涯学習講師
Jan/2008
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