香辛料
ハーブ
 オールスパイス ☆
(Allspice)
KNU ダイエット 食材百科事典

高さ7m以上にもなる常緑樹で、未熟の4~7mmの果実をつみ取り赤褐色になるまで天日乾燥させたもの。
さわやかな香りと、若干の甘味やほろ苦さがある。
未成熟の果実には精油が2〜5%含まれ、その成分については数十種類の化合物が発見されている。
主成分はオイゲノールで、このほかにもシネオール、カリオフィレン、チモールなどの芳香成分が含まれている。
オイゲノールは強い抗菌・殺菌作用とともに、消化促進、健胃作用が期待できる。

《別名》 ピメンタ、ピメント、ジャマイカペッパー、三香子、百味胡椒
《学名》 Pimenta dioica
《科名》 フトモモ科 ピメンタ属 常緑小高木
《使用部位》 果実
《原産》 西インド諸島、中央・南アメリカ
《名前の由来》 
●オールスパイス:「クローブ」「シナモン」「ナツメグ」「コショウ」の4つのスパイスを合わせたような香りを持つ。ヨーロッパにオールスパイスがもたらされた当時、クローブ・シナモン・ナツメグ・コショウなどは現地で生産されないため非常に高価だったことから。
●ジャマイカペッパー:その形が黒コショウに似るため。
《歴史》  マヤ文明のマヤ・インディオは遺体の周りにオールスパイスを敷き詰めて保存したという。16世紀後半にヨーロッパへ伝えられたが栽培が成功せず、以来ジャマイカを中心に生産されている。
《使われ方》
●甘辛いずれの料理にも向く。
《期待される働き》
●食欲増進  ●抗菌作用  ●鎮痛作用

《主な成分&薬理効果》
●主成分は抗菌作用を持つオイゲノールで、このほかにもシネオール、フェランドレン、チモールなどの芳香成分が含まれている。
●抗酸化作用や食欲増進作用、抗リウマチ作用などを持つ。

《使い方のコツ》
ホールタイプとパウダータイプがある。
ホールタイプ:シチュー、スープ、ソース、肉のロースト、ピクルス、マリネなどに使うと風味が増す。
パウダータイプ:ハンバーグ、ミートローフ、ケーキなどの生地にすり込んだり、トマト・果実料理、ドレッシング、リキュールなどに使うと風味が増す。

《民間療法など》
●生産地では、抽出した精油を食欲増進剤や神経痛、リウマチの治療に用いたり、薬品の香りづけや男性の香水などに用いている。また、酸化防止作用があり、北欧では遠洋漁業で魚の保存に使われている。
◇ 参考リンク ◇
◆食材玉手箱
  五明紀春・女子栄養大学教授
編集協力:足立尚子・女子栄養大学生涯学習講師
Apr/2008
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