第4群
砂糖・
甘味料
サトウ(砂糖 Sugar KNU ダイエット 食材百科事典
消化・吸収がよく速効性の高いエネルギー源
砂糖は、サトウキビやサトウダイコンに含まれる甘味成分のショ糖を抽出し、結晶にしたもの。ショ糖は米やイモなどのでんぷんと同じ炭水化物(糖質)である。小腸でブドウ糖と果糖に分解・吸収され、すぐにエネルギーとなるため、疲労回復には欠かせない食材。とくにブドウ糖は、脳のエネルギー源として重要である。現在、世界の砂糖の7割以上がサトウキビから作られる。ほかに、ショ糖が取れるものとしては、生産量は少ないが、サトウカエデ(メープルシュガー)、サトウヤシ、サトウモロコシがある。
《主な原材料》サトウキビ(甘蔗) サトウダイコン(甜菜)

《歴史》
サトウキビはおよそ8000年前にはニューギニアのあたりで栽培されていたといわれている。紀元前4世紀、アレキサンダー大王の東方遠征時、インドでサトウキビを搾って飲料にしているのが発見され、ヨーロッパに砂糖が伝わった。

《種類》
製造工程の違いによって、ショ糖の純度が高い上白糖やグラニュー糖、よりミネラルを含む黒砂糖や三温糖などができる。
黒砂糖:サトウキビの搾り汁を煮つめて作る。黒褐色。主産地は沖縄諸島・奄美大島など。ミネラルに富む。
白ざらめ糖:糖液からとる最初の結晶なので純度は高い。無色透明で光沢があり、和洋菓子、果実酒などに使う。
グラニュー糖:糖液からとる最初の結晶なので、白ざらめ糖と同等に純度は高い。結晶が小さくさらさらしている。欧米の家庭用の主流。角砂糖はこれを湿らせて直方体にかためたもの。コーヒーシュガーはこれを溶かしてカラメルで着色した小粒の氷砂糖。
中ざらめ糖:白ざらめ糖にカラメルで着色してあるので黄褐色だが、純度は白ざらめ糖と同じ。煮ものやつゆ向き。
上白糖:ざらめ糖類の結晶をとり出したあとの糖液から作られる。結晶が細かく、やわらかい。料理全般に適し、日本の家庭で最も一般的に使われている。
三温糖:三温とは、糖液の3度目の結晶という意味だが、実際は4~5度目のもの。茶色でミネラルが上白糖よりわずかだが多い。煮ものに使えばよりコクが出る。
和三盆(わさんぼん)糖:サトウキビの糖汁から糖蜜を分離して作る。日本の伝統的な高級砂糖。主産地は香川県・徳島県。生産量は少なく、主に和菓子などに利用される。

甜菜(てんさい)糖:サトウダイコンの根を搾ってショ糖を抽出したもの。日本での産地は北海道のみ。サトウキビと同じように上白糖、グラニュー糖などが作られ、成分もサトウキビの製品とかわらない。

《期待される働き》
●疲労回復  ●脳機能活性化

《選び方》
●上白糖、白ざらめ糖:ショ糖の純度が高いので甘味が強い。
●黒砂糖や三温糖:ミネラルが多く、煮ものなどに使うと風味やコクが出る。

《保存方法》
砂糖は匂いがつきやすいのでほかの食品と一緒に保管せず、密閉容器に入れて冷暗所へ。

《レシピ》 *女子栄養大学HP『栄養と料理アーカイブス』からご覧いただけます。
●揚げさつま芋の黒砂糖からめ:『栄養と料理』昭和60年11月号 P.30
●リンゴの砂糖煮(アップルコンポート):『栄養と料理』昭和61年11月号 P.147

●黒砂糖のしょうが湯(ジンジャーコーディアル):『栄養と料理』昭和年61月9号 P.121
●氷砂糖で作った咳のでるときの飲み物(金柑):『栄養と料理』昭和43年11月号 P.252
●氷砂糖を使った果実酒(いちご酒、夏みかん酒、にんにく酒、かりん酒)といちごジャム:『栄養と料理』昭和43年7月号 P.105
1点重量
(g)
エネルギー(kcal/100g) 炭水化物(mg/100g) ナトリウム
(mg/100g)
カリウム
(mg/100g)
カルシウム
(mg/100g)

(mg/100g)
黒砂糖 23 354 89.7 27 1100 240 0.24
グラニュー糖 21 387 100.0 微量 微量 微量 0
上白糖 21 384 99.2 0.01
三温糖 21 382 98.7 7 13 6 0.07
和三盆糖 21 383 98.8 1 140 27 0.07
◇ 参考リンク ◇
◆食材玉手箱
◆食材百科事典:第4群 
◆四群点数法:第4群 

  五明紀春・女子栄養大学教授
編集協力:足立尚子・女子栄養大学生涯学習講師
Revised Sept/2009
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