KNU ダイエット 食材データベース
第4群
砂糖・甘味料類
ハチミツ
蜂蜜 Honey
食材百科事典

疲労をすみやかに回復させる、天然の甘味料
約80%が糖分。糖分のほとんどがブドウ糖と果糖で
花の種類によってバランスが異なり、ブドウ糖の多いものほど結晶化しやすい。
消化作用を経ずに吸収できる糖の形であるため、即効性のエネルギーとして、疲労回復に高い効果がある。
ハチミツの甘味のもととなるのは有機酸の約70%をしめるグルコン酸と、アミノ酸のプロリン。
これらはミネラルの吸収を高める働きがある。

《原材料》 ハチミツ、ブドウ糖液
《製法》  草や木の花の蜜からミツバチが作り出した甘味料

《歴史・世界》 ハチミツの採取は先史時代にはすでに行なわれ、5000年ほど前の古代エジプトでは養蜂も始まっていたようだ

《歴史・日本》 平安初期の『本草和名(ほんぞうわみょう)』にハチミツについての記述がみられ、薬として扱われている。

《種類》
レンゲ蜜:レンゲの花から採れる日本の代表的なハチミツ。クセが少なく、料理や飲みもの全般に合わせやすい。やさしい香りで上品なコクがある。
アカシア蜜:日本の代表的なハチミツの1つ。ブドウ糖よりも果糖が多いので結晶化しにくい性質をもつ。レンゲに似た上品な味。
ミカン蜜:ミカンの花から採れる。柑橘系のさわやかな香りで甘酸っぱい風味。
クローバー蜜:香りがよくさわやかな甘味がある。世界中で最も生産量が多い。クセが少なく料理に使いやすい。
ソバ蜜:ソバの花から採れる。色や香りが強くクセがあり、黒砂糖に似た独特の味。通常0.6mgの鉄分を5mgも含むなどミネラルやルチンが豊富。
百花蜜(ひゃっかみつ):さまざまな花の蜜をブレンドしたもの。採取した場所や時期によって味や色が異なる。
トチ蜜:トチの花から採れる。香りが高く淡白な味わい。採取量が限られており、貴重とされる。
クリ蜜:色が濃く、焼きグリのような香ばしい風味。ややクセがある。
甘露蜜:松の樹液を集めたもの。さわやかな香りで、まったりとしたコクとほどよい酸味がある。

《期待される働き》
●疲労回復

《機能成分》
グルコン酸 (整腸、ビフィズス菌増殖)
 →有機酸のなかで唯一、大腸に到達し、大腸菌で善玉菌のビフィズス菌を増やし、腸内環境を整える。悪玉菌を抑制する作用もある。
プロテアーゼ (たんぱく質分解酵素)
 →たんぱく質を分解し、消化を促進し胃腸の負担を軽減。腸内の老廃物を分解し、腸内環境を整える。

《選び方》
さまざまな花から収集したハチミツが市販されているので、味や香りを確かめ、好みのものを選ぶとよい。

《保存方法》
ふたをきちんと閉め、直射日光を避けて常温で保存。
白く結晶化したら50〜60度の湯煎にかけ、溶け出したらかきまぜる。
《使い方のコツ》
● たんぱく質分解酵素を含むので、組織のかたい肉に塗ってしばらくおくとやわらかくなるという効果がある。
●注意:ボツリヌス菌の芽胞が入っていることがあるので、1歳未満の乳児には与えてはいけない。
1点重量
(g)
エネルギー(kcal/100g) 炭水化物
(g/100g)

(mg/100g)
亜鉛
(mg/100g)

(mg/100g)
ビタミンC
(mg/100g)
ハチミツ 27 294 79.7 0.8 0.3 0.04
◇ 関連ページ ◇
◆ 四群点数法 STEP 1・食品群を知る:TOP第4群
◆ 四群点数法 STEP 2・1点(80kcal)重量:TOP第4群
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五明紀春・女子栄養大学教授
編集協力:足立尚子・女子栄養大学生涯学習講師
Revised Mar/2010
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