KNU ダイエット 食材データベース
第4群
油脂類
バター
Butter

食材百科事典
融点が低く微量な香気成分がいくつか含まれているので、口溶けがよく芳香もよい。
ビタミンAが豊富なので、視力維持、粘膜を強化し抵抗力を高める効果がある。
ただし、コレステロール値は高いので、摂取量には気をつけたい。
《原材料》 生乳または牛乳、食塩
《製法》
生乳もしくは牛乳から分離させた脂肪分(クリーム)を攪拌し、塩分を加えて練りかためたもの。乳脂肪分80.0%以上、水分17.0%以下(乳等省令)とされている。

《歴史》
紀元前2000年頃にはインドのヒンズー教徒が宗教儀式にバターを用いていた。
旧約聖書にも登場するが、ヨーロッパで広く食用として使われるようになったのは、製造に機械が導入された19世紀末になってからと意外にも新しい。日本には江戸時代の寛政年間・それ以降に作られるようになった。

《種類》
加塩バター(salted butter):塩を1~2%加えたバター。日本で最も一般的。
発酵バター(fermented butter):クリームを乳酸発酵させてからバターにしたもの。独特の風味とコクがある。ヨーロッパでは日常的に食されているタイプ。
無塩バター(unsalted butter):塩を加えていないバター。製菓用などに適する。非発酵・発酵それぞれで有塩・無塩のものが作られている。発酵バターで無塩のものは品質が劣化しやすいので日本での生産量は少ない。
マカーン:水牛の乳を発酵させてから作るインドのバター。マカーンを加熱・ろ過して不純物を取り除いたものは「ギー(ghee)」と呼ばれる。インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、消化がよく、ほかの食材の持ち味を活かす力が優れるため調理にはギーが使われる。

《期待される働き》
●成長促進  ●視力維持改善

《選び方》
新鮮なものを選ぶ。
用途によって発酵・非発酵、有塩・無塩の選択をする。

《保存方法》
空気に触れたり高温下では品質が劣化するので、包み紙ごとラップに包むなどして冷蔵庫で保存し、早めに使いきるようにする。
《レシピ》 *女子栄養大学HP『栄養と料理アーカイブス』からご覧いただけます。
●グリンアスパラガスのチーズ・バターがけ:『栄養と料理』昭和59年4月号 P.19
●牛肉のバターソーテーマスタードソースかけ:『栄養と料理』昭和57年1月号 P.48

●バター焼トマトのクリームチーズ添え:『栄養と料理』昭和56年8月号 P.111
●豚肉とじゃが芋のにんにくバターソテー:『栄養と料理』昭和56年6月号 P.209
1点重量
(g)
エネルギー(kcal/100g) カルシウム
(mg/100g)
ビタミンA*
(μg/100g)
ビタミンD
(μg/100g)
ビタミンE*
(mg/100g)
ビタミンK 
(μg/100g)
有塩バター 11 745 15 510 0.6  1.5 17
無塩バター 10 763 14 790 0.7 1.4 24
発酵バター 11 752 12 780 0.7 1.3 30
*ビタミンA:レチノール当量/ビタミンE:αトコフェロール相当量
◇ 関連ページ ◇
◆ 四群点数法 STEP 1・食品群を知る:TOP第4群
◆ 四群点数法 STEP 2・1点(80kcal)重量:TOP第4群
◆ 四群点数法 STEP 3・1日20点(1600kcal):TOP
◆ 食材データベース(食品群・旬・科名別):TOP第1群第2群第3群第4群香辛料/ハーブ

◆ 食材玉手箱: 油脂の融点の話マーガリンの話
五明紀春・女子栄養大学教授
編集協力:足立尚子・女子栄養大学生涯学習講師
Revised Mar/2010
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