KNU ダイエット 食材データベース
第1群
乳・乳製品
ヨーグルト
Yogurt
食材百科事典
整腸やカルシウム補給に役立つ乳酸発酵食品
牛などの乳を乳酸菌群で発酵させたもの。日本では市販の製品は「はっ酵乳」と表示されており、
いわゆる「ヨーグルト」は通称。
日本では牛乳から作られることがほとんどで、
牛乳と同等の良質なたんぱく質や脂質、カルシウム、ビタミン類をバランスよく豊富に含む。
発酵により、たんぱく質がアミノ酸やペプチドに分解され、牛乳よりも消化・吸収されやすくなっているのが最大の特徴。
また、乳酸菌により乳糖も分解されているので乳糖不耐症の人も摂取しやすい。
用いる菌ににより、それぞれ性質が異なり、風味や香り、健康に役立つ機能も違うが、
基本的には悪玉菌の増殖を抑えるほか、腸内のビフィズス菌などの善玉菌を増やし腸内環境を整える。
《別名》 はっ酵乳
《主な原材料》 生乳、 乳酸菌
《歴史》
ヨーグルトの語源は諸説あるが、ブルガリア語で「酸味」を意味するjaurtといわれる。およそ7000年前から病いに効く薬として食べられていたようだ。『旧約聖書』にも登場し、紀元前4~3世紀のエジプトの壁画にも残るという。

日本では奈良時代に、牛や羊の乳から「酪(らく)」「酥(そ)」「醍醐(だいご)」といった乳製品が作られており、「酪」が液体ヨーグルトに近いと考えられている。その後は仏教の影響で獣肉を食べない時代が長く続き、乳製品も一時期姿を消していた。明治時代に入り、ヨーグルトは「凝乳(ぎょうにゅう)」の名で発売され、大正時代には乳酸菌飲料も出回るようになったが、当時はどちらもあまり浸透しなかったようだ。1950年に寒天や砂糖を添加したハードヨーグルトが発売されてから、一般家庭にようやく普及したといえる。その後、果肉の入ったものやドリンクヨーグルトも開発され、子どもから高齢者まで手軽に摂れる健康食品として親しまれている。
《種類》
プレーンヨーグルト:原料乳に乳酸菌を加えて発酵させただけのもの。主に、ブルガリア菌、サーモフィルス菌、ビフィズス菌などを組み合わせて作られる。
ハードヨーグルト:原料乳にショ糖や果汁、ゼラチン、寒天などを加えて発酵させかためたもの。
ソフトヨーグルト:発酵乳のカード(凝乳)を攪拌し、甘味や香り、果肉やジャムを加えたやわらかなタイプ。
フローズンヨーグルト:原料乳に甘味や果汁などを加え、発酵後に冷凍する。乳酸菌は生きており、口中で溶けると活動を再開する。
ドリンクヨーグルト:カードを攪拌して、なめらかな液状にしたもの。加糖、果汁入りもある。
《期待される働き》
●便秘改善   ●動脈硬化予防  ●高血圧予防  ●ガン抑制  
●免疫力強化  ●骨の強化    ●感染症防止  ●皮膚・粘膜の保護
《機能成分》
乳酸菌(整腸、血圧上昇抑制、コレステロール値低下、抗菌、抗ガン、感染症防止)
 →腸の働きをよくし便通を促進。老廃物やコレステロールを排出し、有害物質の生成を抑制。
  動脈硬化、高血圧、ガンを予防。免疫力を高め、ウイルスや細菌などの感染から体を守る。
カゼインホスホペプチド(Ca吸収促進)
 →小腸でのカルシウムの吸収を高める。
《選び方》
製造日から1~2週間はおいしく食べられる。
使用している菌を表示している製品も多く、選ぶ際の基準にもなる。
《保存方法》
0~10度で冷蔵。ただし、その温度でも乳酸菌は生きており、徐々に発酵が進み酸っぱくなる。
開封後、2日が目安。

《上手な食べ方》
●空の胃では乳酸菌が胃酸に負けてしまうので、生きた乳酸菌を腸まで届けるためには、食後にデザートとして食べるのが効果的。
●糖分のないプレーンタイプを1日200g~400g食べるのが理想。
●甘味を加えたいなら、ビフィズス菌を増やすオリゴ糖甘味料を使うとよい。ほかに、ハチミツもおすすめ。

《レシピ》 *女子栄養大学HP『栄養と料理アーカイブス』からご覧いただけます。
●ヨーグルトソースのサラダ:『栄養と料理』昭和60年1月号P.53
●ヨーグルト風味のカレースープ:『栄養と料理』昭和58年12月号P.70
●ヨーグルトを使った冷たいデザート:『栄養と料理』昭和58年8月号P.41
1点重量
(g)
エネルギー(kcal/100g) タンパク質(g/100g) 脂質
(g/100g)
カルシウム(mg/100g) レチノール
当量
(μg/100g)
ビタミンB2
(mg/100g)
ヨーグルト・全脂無糖 130 62 3.6 3.0 120 33 0.14
ヨーグルト・脱脂加糖 120 67 4.3 0.2 120 (0) 0.15
ヨーグルト・
 ドリンクタイプ
120 65 2.9 0.5 110 5 0.12
*ビタミンA:レチノール当量                   
◇ 関連ページ ◇
◆ 四群点数法 STEP 1・食品群を知る: TOP第1群
◆ 四群点数法 STEP 2・1点(80kcal)重量: TOP第1群
◆ 四群点数法 STEP 3・1日20点(1600kcal): TOP
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◆ 食材百科事典: オリゴ糖の話オリゴ糖
  五明紀春・女子栄養大学教授
編集協力:足立尚子・女子栄養大学生涯学習講師
Revised May 2009
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